お客様 「これ、ジョン・コルトレーンだね」
私 「ジョン…???」
お客様 「今流れてる曲、50年前のだよ」
私 「存じ上げませんでした。調べてみます」
そのお客様は、たまにiroherbへ立ち寄られ、cafeで珈琲を楽しんだり、気に入られた物があると買ってかえられたりする70代~80代くらいの男性で、とっても趣のある方です。
お客様にいろいろと教わりながらYouTubeで調べてみました。
約50年程前に活躍したJAZZのサックスプレイヤーで、今でも“神”と崇拝される伝説の人物です。
自分の無知加減がとっても恥ずかしくなるくらい有名な方なんですね。
続いてそのお客様が教えてくださいました。
お客様 「NHKの“美の壺”という番組見てる?よくバックに流れてるよ」
私 「いい番組ですよね~。曲までは意識したことがありませんでした…」
“美の壺”はご存知の方も多いと思いますが、暮らしの中にあるさまざまな美しいものを紹介し、暮らしを彩ってきたアイテムを取り上げる番組です。
番組を見ながら私なりに暮らしを楽しんできたつもりでしたが、モノしか見てなかったのかなぁとちょっと恥ずかしく思いました。
※画像はお借りしました
音楽が流れると音はその空間の雰囲気の一部になります。(いわゆるムードというものですね)
良い音楽が流れると、その空間は上質な雰囲気に変わります。
空間は、モノだけでなく音や香り、質感や温度などさまざまな感覚で成り立っています。
音楽もその重要な要素のひとつだと改めてお客様に教わった気がします。
このブログもジョン・コルトレーンの曲を聴きながら書いています。
50年前の曲が色あせずこんなに素晴らしいなんて、感動しました。
改めてお客様へのご提案は、色あせない本物であること、またモノだけでなく空間全体を心がけていきたいと思いました。
新たな魅力に気づかせていただいたことに感謝です。
iroherb