こんにちは
昨日は雨だったものの
今日はすっかり晴れましたね。
今日はshopの月市でご紹介をしている
メーカー様のことについてお話をしようと思います。
1回目は、柳井にあります『佐川醤油』様
場所は柳井の白壁の町並み通りから
ひとつ路地に入ったところにあります。
明治以来、100年も続く蔵
昔ながらの蔵の空間つくりは、とても素敵でした。
奥では、いまも甘露醤油を製造しているのですが
入った瞬間、濃厚な醤油のかおりに包まれます。
ながくながく作っているからこその蔵に染付いた匂いは
時代の中に居続け
地元に愛され続けているんだということを深く感じました。
蔵の中では商品も購入できますし
奥には樽の中にねむる甘露醤油を、ガラス越しから見ることもできます。
甘露醤油を作る工程の写真もあったので、とってみました。
①麹造り
・大豆を蒸し、小麦は炒ったものを缶の中で種麹を加えてまぜる。
・室という部屋で、約30時間をかけて麹をつくる→麹のできあがり
➁濃口醤油つくり
・桶の中には、塩水+約2トンの麹入り
・職人の手で時期を見ながら攪拌、約1年半ぐらい熟成させる➡濃口しょうゆのできあがり
③甘露醤油つくり
・圧搾機で諸味をしぼる
・搾ってとれた濃口しょうゆにもう一度あたらしい麹を加え、約1年半~2年間熟成させる
➡ 二度熟成させたもろみを絞り、殺菌着味あとにビン詰して甘露醤油のできあがり
柳井といえば
金魚ちょうちん、自然薯、甘露醤油というくらい、有名な甘露醤油
柳井が発祥の地とされています。
–そもそも甘露醤油とは?——————————————————–
甘露醤油とは、 出来上がった濃口醤油にもう一度麹を加え醗酵させた醤油です。
正式名称は再仕込醤油ですが、西日本では、甘露醤油と呼ばれています。
佐川醤油店では、杉の三十石桶に当地の琴石山系の伏流水を仕込み水にして仕込み
通常の倍の材料(大豆、-小麦)と歳月をかけて仕上げた甘露醤油、芳醇な味と芳りが特徴的。
–名前の由来?–
天明年間、時の岩国藩主吉川公は、柳井津に美味なる醤油有りとの報に、これを所望。
そこで、特に醸造の秘技を凝らした再仕込醤油を献上したところ
その芳醇な味と香りに思わず「甘露、甘露」と歓声を洩らされたと伝えられています。
—–上記、佐川醤油様サイトより文章を引用———————————–
普通の醤油よりも
倍の材料と歳月をかけて、つくられた甘露醤油
我が家でも
煮物やお寿司に大活躍しています。
ヴィンテージワインのような芳香な香りと甘さは
まだ食べたことのない方は、是非おすすめな一品です。
株式会社 佐川醤油店
・・・佐川醤油蔵・・・
(柳井甘露醤油資料館)
〒742-0021 山口県柳井市柳井3708-1 0820-22-1830
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ちなみに佐川醤油さんの隣では
柳井縞のコースターづくりや金魚ちょうちん作りを体験できる
”やない西蔵”があります。
混んでなければ、10名様以下ならそのまま体験することができます。(有料)
くわしくはこちらから ☞やない西蔵
金魚ちょうちんが揺れる
白壁の町並みを歩けば、かわいい文房具屋さんも!
中には「金魚ちょうちん」商品がいっぱいありました。
某メーカー様とのコラボ商品とかもあります。
お土産にはもちろん、自分用にも金魚アイテムをつれて帰りたくなる場所です。
これからの時期
白壁の中を歩きながら、まわりにゆれる朱色の金魚ちょうちんを見るのは
とても綺麗ですよ。
柳井はiroherbから
車で約30分くらいの距離なので
もしお時間に余裕のある方は、是非あわせて遊びに行ってみて下さいね。