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2017.12.15  diary, iroherb shop

こんにちは

 

日々寒さが身に沁みますね。

この時期は息を吐いて白くなるかで、今の気温を感じていますが

朝晩はもちろん白いですね(;^_^A

 

 

 

先週のことになりますが、iroherbにて

「大竹和紙を使ったポチ袋」のイベントが行われました。

 

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当日は大竹和紙を使い

講師の花村信子先生のもと

ポチ袋のほか、はがき、イラストを描きました。

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描いていて感じたのは

和紙は繊維が生きてる、紙に表情があること。

ツルツルで表面がきれいではなく、自然の凹凸がありやさしい質感。

文字を書くことによりうまれる、かすれ具合が味をうみ

あたたかみや個性を生み出します。

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地元で根付く伝統工芸の技

今日はそんな素敵な「大竹和紙」について、お話しをしたいと思います。

 

◆大竹和紙

 

広島県大竹市にてつくられる、大竹和紙の歴史はふかく

400年前、安土桃山時代から江戸時代初期にかけてはじまったといわれています。

和紙の原料である楮(こうぞ)は、きれいな水でしか育たないクワ科の落葉低木。

小瀬川の上流はその楮の生産に適した場所でした。

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全盛期には、市内に1000店舗を越す製紙家がありました。

しかし

時代とともに海外から洋紙の輸入

機械導入化、オイルショック、後継者不足などが重なり

広島県内でも手漉き和紙をつくっているのは

いまでは、大竹の「おおたけ和紙手すき保存会」のみとなりました。

 

 

和紙の作り方には2種類あり

「手漉き和紙」は、人の手によって漉かれた和紙。

「機械漉き和紙」は機械で漉かれた和紙です。

近年では市場にでている和紙の約9割が、安価で大量生産が可能な機械漉き和紙です。

 

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大竹和紙は手漉き和紙。

原料はいまでも変わらず、楮100%の原料に粘性を高めるためのトロロアオイのみを加え

ほぼ手作業で作られています。

和紙といっても、用途によって種類は様々。いろんな厚さのものがあります。

 

大竹といえば、鯉のぼりも有名ですが

鯉のぼり用に漉いた和紙を使い、1枚1枚手描きで作られる鯉のぼりの人気は高く

シーズンが近づくと全国から多くの注文があります。

昭和30年代には8軒の職人の家があった大竹の手描き鯉のぼりですが

現在、制作しているのは、大石雅子(おおいし・のりこ)さんのみ。

手描きで描かれる生き生きとした

色鮮やかな鯉のぼりは、必見です!!

 

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現在大竹には、和紙を購入できる所・見学、体験できる場所もあります。

是非、体験してみてくださいね(^^)/

 

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◆大竹手すき和紙の里 …手すきの作業風景や道具類の見学、和紙のハガキづくりが体験できます(要予約)

◆大竹和紙工房…いろいろな種類の大竹和紙のほか、工房のオリジナルグッズを販売しています。

◆広島県和紙紹介…全国から注文がある、和紙を使った手描き鯉のぼりの制作工房です。(見学希望の方は要TEL)

詳細は下記をURLを是非ご覧ください

http://otakewashi.com/washi06.html

 

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手漉き和紙は、近年では世界中でも注目を集められています。

お次は、魅力についてのお話し。

 

◆手漉き和紙

①丈夫さ

和紙の文化は中国から、3.4世紀ごろに伝わってきた文化といわれています。

その後、独自の進化を遂げ

日本の手漉き和紙は、いまでは世界一丈夫な紙といわれています。

 

違いを生んだのは「流れ漉き」という手法

日本のオリジナルの手法で

流れ漉きは「ねり」と呼ばれる粘液を原料と混ぜ

その紙料液を揺り動かして繊維同士を絡みやすくする方法。

余分な水分は抜きながら、また紙料液を汲み入れるという作業を数回繰り返します。

 

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楮の長い繊維同士絡み合わすことで

より丈夫で、耐久性のある和紙へと変化します。

さらに、柿渋やこんにゃくのりなど

強度を上げるためや毛羽立ちを抑えるための材料を塗布するので、より強靭になります。

 

➁天然素材

洋紙は大量生産する為に繊維を短くして化学薬品で固め、つくられています。

手漉き和紙は、全て天然素材のみでつくられています。

 

この違いは

「洋紙は100年、和紙は1000年」といわれるように

経年変化に大きく表れます。

古来の書物がいまもなお残っているのが、よい証拠ですね。

1000年以上経過した和紙の古文書も多く残っており、一番古いもので大宝2年(702年)の戸籍に使用された和紙が正倉院に残っています。

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手漉き和紙には、経年劣化はほぼありません。

耐久性があり

厚さが増せば強度も増し

時間がたつにつれ、柔らかく

使うごとに味わいがでていきます。

 

③高度な技術

 

作業のほとんどが手作業で行われ。

熟練の職人技で、時間をかけて一枚一枚つくられます。

天然素材でのみ作るため、日々の環境や水にも左右されます。

大量生産はむずかしく、その分機械漉きでつくったものに比べると価格もあがります。

 

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紙は身近な存在。

しかし、当たり前にある紙の殆どが洋紙です。

でも、気がつけば和紙だってちゃんとそばにあり

半紙、折り紙、扇子、包装紙、水引、障子、襖、壁紙、照明などのインテリア

そして紙幣にも和紙が使われています。

 

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日本に住んでいるからこそ、知らない日本のこと、地元のこと

まだまだ知らない文化や魅力がたくさんあります。

わたしたちも学びながら、

iroherbではその魅力を伝えていきたいと思います。